ティッシュで昆虫 黒光りするカブトムシ

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日テレNEWS24

ティッシュペーパーで本物そっくりな昆虫を作る男性が、栃木県鹿沼市にいる。その精巧な作りをご覧あれ。
栃木県・鹿沼市の工房で昆虫作りをする駒宮洋さん(74)。工房内に並ぶ本物と同じサイズの昆虫は全てティッシュで作られている。
本物の虫の胴体や脚、全てを測り、設計図を作成する。これを元に、ティッシュを丸めたり、こよりにした部品を接着剤でくっつけていく。テントウムシなど、部位が少ないものは30分で完成する。オニヤンマなど、複雑なものは約1週間かかり、羽の筋、1本1本まで再現する。幼い頃から昆虫が好きだった。
駒宮さん「虫っていうのが私は好きだから、虫も死んじゃったら埋めてあげたんだけど、埋める前に何かできないかなと思って」
制作を始めたのは約20年前だ。わらぶき屋根の家で育ったことから、日本の風景を残したいと、木材やティッシュなどで古民家、さらに人まで作りあげた。その後、大好きな昆虫も作るようになった。身近にあり、自由自在に変形できるティッシュは無限の可能性があることが魅力だ。
現在は小学校などへ作り方を教えに行くこともあるという。子供たちに、いちから作り上げる達成感を伝えたいという。
駒宮さん「最初からできないんだと思ったら、もう物事は成就しない。失敗もあるけど、失敗したら努力するじゃない。挑戦してできた達成感っていうのがよかったなって思う。それを教えてあげたい」