震災の記憶を作品に 熊本城の瓦でアート

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日テレNEWS24

3年前に発生した熊本地震で大きな被害が出た熊本城の瓦が、復興支援に生かされている。なぜ瓦が復興支援につながるのだろうか。
熊本城の瓦でつなぐ“震災の記憶”。熊本地震で落下した瓦で作られた作品たち。
作ったのは、熊本県在住の尾崎玲子さん。産業廃棄物を処分する企業に籍を置き、陶芸家として活動している。熊本市が募集していた瓦を有効活用する団体に、尾崎さんの会社が手をあげた。
尾崎さん「震災で壊れた瓦を何とか有効活用して、あの時の記憶をもう一度呼び起こすことが、天守閣の復興につながるかなと」
作品の多くに描かれているのは力強い“目”だ。熊本の時代の移り変わりを天守閣から見守り続けてきたことを表現している。
尾崎さん「その時(震災時)に立たされた時のみんなの思い、いたわる思い、何かしなくちゃいけないという思いを思い出してほしいなと思う」
現在、一部の作品が所属する工房に展示されている。