日本テレビと読売新聞が行った情勢調査によると、希望の党は公示前の57議席を確保できるかどうか微妙な情勢となっている。希望の党が伸び悩んでいるのはなぜなのだろうか。
多くの人がターニングポイントとして挙げるのが、小池代表が民進党から合流を希望する一部の人に対して「排除する」と発言した瞬間だ。
それまで小池代表は、都議会自民党のドンなど権力を持つ側に斬り込むという対決構図をうまく作って自分をアピールしてきたが、あの発言で自らが権力側にまわった。それが失速の原因だというわけだ。
もし仮に、東京の選挙区で希望の党の候補者が1人も当選しないということになれば、都民ファーストの都議にとっても頼るべき国会議員がいないという事になる。小池代表としては、国政に進むも都政に戻るも茨の道と言わざるを得ない。