世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「医療・福祉事業の倒産最多ペース」。「遊び」を取り入れた新たな医療福祉をプロデュースする岡勇樹氏に聞いた。
東京商工リサーチの発表によると、今年1月から9月の「医療・福祉事業」の倒産は累計186件。このペースで行くと、介護保険法が施行された2000年以降で、最も多くなる可能性が高くなった。ネット上ではこのような声が聞かれた。
「これからもっと増えるのでは」
「過重労働・低賃金が招いたこと」
「福祉事業の再建が急がれる」
――岡さんにフリップに書いていただきました。
「利用者が変わる→従事者も変わろう! CHANGE!」ということで。
――チェンジ?
はい、さっきうちのオヤジの話もしましたけど、沖縄そば好きで、ゴルフ大好きで、元々アメリカに住んでて、「遊び」をたくさん知っている人が、これから施設に入居したりとか、医療福祉サービスを受けると思うんですけど、今までの利用者と明らかに違う特性というか、趣味とかもあって、それに向かって働き手もどんどん変わっていかなければいけないし、その利用者に合わせて、従事者の人も成長するし、バラエティーに富んだ働き手が増えることで――まあ、こういう倒産が減るかといったら、それは一概には「そうです」とはいえないですけども、何か新しい医療福祉の価値を創造できるんじゃないかと思っています。従事者が変わることで。
――まさにエンターテインメントを取り入れて。
そうですね、それもひとつだと思います。