佐藤健、阿部寛との11年ぶり共演に「非常にうれしい」

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俳優の佐藤健と阿部寛が15日、都内で行われた映画『護られなかった者たちへ』(10月1日公開)完成披露試写会に登壇した。
 2010年公開の『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』以来、11年ぶりの共演となる佐藤と阿部。久々の共演となったが、佐藤は「阿部さんは阿部さんでした」と変わらなかったといい「『TRICK』が好きすぎて、それがきかっけで役者になりたいと思ったほどだったんです。その『TRICK』で(阿部と)ご一緒させていただいたのですが、堤(幸彦)監督に直談判して…。(当時)目の前で阿部さんが演じられていた姿は、今でも鮮明に覚えています。この作品でさらに深まった役柄でご一緒できて非常にうれしいです」とにこやかな表情で語り、共演を心から喜んだ。
 対する阿部は「この11年、佐藤さんの仕事ぶりは見ていました。今回、現場に入ったときの集中力、責任感はすごくありました。集中力のある素晴らしい役者さんだと、あらためて思いました」と称賛した。
 この日は、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、緒形直人、瀬々敬久監督も登壇した。
 物語は、全身を縛られたまま“餓死”させられるという、異様な手口の連続殺人事件が発生したことから動き出す。捜査線上に浮かんだのは、過去に起こした事件で服役し、出所したばかりの利根(佐藤)。彼を追った笘篠(阿部)は、利根を追い詰めるが、決定的な証拠がつかめないまま第三の事件が起きようとしていた。なぜ、被害者は無残な殺され方をしたのか? 利根の過去になにがあったのか? さまざまな思いが交錯する中、事件の裏に隠された、切なくも衝撃の真実が明らかになっていく。