西島秀俊&岡田将生、カンヌ・トロフィーを凝視「コレは割れやすい」

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俳優の西島秀俊(50)、岡田将生(32)、濱口竜介監督(42)が20日、都内で行われた映画『ドライブ・マイ・カー』の初日舞台あいさつに出席。コロナ禍のなか、無事に封切りを迎え、主演の西島は「本当にうれしいです。こうやって皆さんに見ていただけて感無量です」とあいさつした。
村上春樹氏の短編を映画化した本作。俳優であり演出家の家福(西島)は、愛する妻・音(霧島れいか)と満ち足りた日々を送っていた。しかし、妻は秘密を残して突然この世からいなくなってしまう。2年後、演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去をもつ寡黙な専属ドライバーのみさき(三浦透子)と出会う。行き場のない喪失を抱えて生きる家福は、みさきと過ごす中であることに気づかされていく。
今作で初共演を飾った岡田への印象を問われた西島は「本当に純粋な人。大人がいっぱいいる世界で、こんな純粋な人がいて大丈夫かなと思うくらい心配になる」と打ち明けると、岡田は「でも僕もう32歳です」と苦笑していた。
「本人を前にごめんね」と笑った西島は「もちろん経験を積んで、タフな男性ですけど、どこか繊細でもろい部分を感じる。そこは持ったまま強くなってもらえたら」と優しく語りかけていた。
『第74回カンヌ国際映画祭』で日本映画として初となる脚本賞を受賞し、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞も受賞と4つの賞に輝いた。脚本賞のトロフィーがお披露目され、まじまじと見つめた西島は「日本で1個しかないんですよね。濱口さん本当によかったですね」と快挙を喜んだ。