『テニプリ』作者・許斐剛氏、構想から5年の新作映画について語る

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アニメ映画『リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』(9月3日公開)の完成披露試写会舞台あいさつが21日、都内で行われ、『テニスの王子様』の原作者・許斐剛氏、越前リョーマ役の皆川純子、神志那弘志監督、公式応援団を務める四千頭身が出席した。
 同映画は、『テニスの王子様』初の3DCG劇場アニメーションで、『テニスの王子様』と『新テニスの王子様』をつなぐ空白の3ヶ月間に起きた、これまで明かされてこなかったエピソードを描く。リョーマは、あることがきっかけで、リョーマの父がその驚異的なテニスの実力で「サムライ南次郎」と呼ばれ、世界で名を馳せていた時代のアメリカにタイムスリップするストーリー。
 シリーズ初の3DCG映画、さらに物語ではラップバトルもあり、ファンの間で話題となっている今作について皆川は「『また、先生は斜め上の新しいことをするんだ!』と思いましたね」と驚いたと告白。
 テニス作品にも関わらず、ラップやダンス、歌い出すシーンも盛りだくさんで、神志那監督はオファーを受けたあと「パニックになった。その後、『歌って踊るんだ!』と聞いて、僕はそこで(頭の思考を)シャットアウトした」と苦笑いしながら、「これ以上聞くともうダメだ!と思って、そこで頭を真っ白にさせて作った」と打ち明けた。
 自身の要望が実現したことに許斐氏は「私がいろんな無茶ぶりをして、いろんな挑戦をしたことを受け止めて形にしてくださって、すべてをかなえてくれた。神志那監督ではなければこの映画はできなかった」としみじみ。
 続けて皆川へ「リョーマを20年彼女がやってくれました。彼女が歌がうまかったから(コンテンツは)成立したなと本当に思っております。これからもリョーマをよろしくね!」と感謝の言葉を述べると、皆川は「ういっす!」とリョーマのキャラボイスで感激していた。