福祉国家デンマークのユニバーサルデザイン精神あふれる可動テーブル「ROPOX TABLES」

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

福祉国家として有名な北欧の国、デンマーク。その国で培われたユニバーサルデザインの視点でつくられた家具たちには、一体どんな工夫が施されているのか興味が沸かないだろうか。
デンマークに本社を構えるRopox社は、誰もがストレスフリーで過ごせる生活の実現を目指し、キッチンや洗面台など幅広く家具のデザイン・製作を行っている。
かゆいところに手が届く柔軟性と工夫
今回は幅広いラインナップの中から『ROPOX TABLES』という机をご紹介。
車いす利用者やベッド上で作業したい人のためにも、机の脚の長さや幅を十分にとっており、高さ、幅、傾斜まで細かく調節できるようになっている。
調節は手動・電動を選べるので、身体能力レベルや介助者の有無、使用したいシチュエーションなど幅広いニーズに対応できる柔軟性がある。
他にも、机上に置くものを固定するマグネット、テーブル自体も移動できるキャスターなど、まさにかゆいところに手が届くような工夫が至る所に見られる。
ユニバーサルデザインが生む一番の魅力
ハンデキャップのある人も、そうでない人も、子供から大人まで、家庭・職場・学校など……使用する人や場所を問わず、安全・快適に使えるユニバーサルデザイン。
そのコンセプトから生まれるシンプルで柔軟な操作性や工夫のおかげで、あらゆるユーザーの自由な生活をサポートできるところがRopox社の製品の一番の魅力ではないだろうか。
福祉国家デンマーク生まれのRopox社の製品は、ただ単にユーザーや介助者の生活を楽にするだけに留まらず、様々な立場の人の視点に立ってものづくりをするマインドや新しい視点を、私たちに気づかせてくれそうだ。