非接触なのにドアを開く感覚が? 次世代タッチレスドア「Kinetic Touchless(DOOR)」

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

新型コロナウイルスが蔓延してからというもの、各お店ごとにアルコール除菌や体温検査が徹底されている。しかし、お店に入ってからというものドアやエレベーターのボタンなどで、どうしても触ってしまう場面を防げていないのが現状だ。
とはいえ、タッチレスの方が良いというのは簡単だが、押そうと思ったボタンが正確に認識されない可能性を考えると導入することは難しいだろう。
そんな中、シンガポールのデザインオフィス「STUCK Design」により開発されたのが、タッチレス技術「Kinetic Touchless」。
先日のbouncyでも紹介したこの技術が、新しく非接触なのに開ける感覚があるドアを発表した。
次世代タッチレス技術とは?
Kinetic Touchlessは、ほとんどのタッチレス技術に搭載されていなかったインタラクション性を取り入れた技術だ。つまり非接触でありながら、押したり引いたり、スライドさせたりといった動作ができるのが大きな特徴となっている。
ボタン先のセンサーから指の動きを読み取り、その動きをミラーリングする仕組み。そのため、従来のタッチレスボタンよりも正確に動きを読み取り、反応できる。
さらに、光や音でも押したことを知らせてくれるので、これまでなかった新しいタッチレス体験ができるだろう。
非接触のドアって自動ドアと何が違う?
Kinetic Touchless(DOOR)は従来の自動ドアとは違い、当事者が開ける動作をしないとドアが開かない仕組み。センサーに手をかざすと動きを認識、そして手を横にスライドさせると引き戸を開ける要領で、触れずに扉が開く設計だ。
このタイプは手をしっかり認識させないと開かないため、従来の自動ドアのように勝手に開いてしまうような誤作動もない。荷物を持っているときの開け閉めは少し面倒になるが、ムダな電力コストがかかる心配はなさそうだ。
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触れずともまるで触ったかのような反応をするタッチレスドア「Kinetic Touchless(DOOR)」。次世代の非接触ドアがコロナ時代の常識になるかも?
STUCK Design