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※ 視聴回数は1日1回更新されます。現在のVRセットアップでタイピングなど手指の操作がしたいとき、専用のグローブやカメラを使用する。しかし実際の物理キーボードほど感度が高くないのが問題だ。
「TapID」はゴム製のリストバンドに加速度センサーを組み込み、計測したデータを重ね合わせて指を識別。平面をタップした時の動きや速さを正確に判別する。
VRグラスを着用することで、ピアノやコンピューターのキーボードなどの仮想インターフェイスをテーブルなどに投影して操作できる。VRグラス内のカメラがどのキーに触れているのかを追跡。「TapID」リストバンドがタップを検出したときにキーが押されていることを認識する仕組みで、より正確なタイピング操作を可能にした。
ドキュメントの作成からピアノの演奏まで。可能性は無限大
仮想キーボードではWEBブラウジングのほか、PowerPointなどのフロントエンドアプリを使用したドキュメント編集ができる。
タイピングはもちろんのこと、画像や図形を移動させる矢印キーも呼び出し可能。おかげで図の配置やトリミングなどの作業を簡単にこなせる。
また、画像の上に手を置いてスライドさせることで任意の場所に移動させたり、拡大縮小もより感覚的に操作可能だ。
テンキーを開けば、使いたい時にサッと素早く電卓を使うことも。
鍵盤アプリを使用して、タッピング入力で音が遅延することなく本格的なピアノ演奏だってできる。
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近い将来、VRグラスとリストバンドだけで仕事ができる日が来るのかも。
TapID
Sensing, Interaction & Perception Lab, ETH Zürich