義手が楽器に!トロンボーンの音を奏でられる義手「MusiArm」

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

「MusiArm」は、楽器のように音を奏でることが出来る義手。
義手は掴む・離すを基本とするが、この義手は残存する手を使って音色を奏で、当事者が「楽しい」を体感できるように設計された義手である。

MusiArmの意義
MusiArmは、エンターテインメント性を拡張する。ユーザーの身体表現で、障害を固有の能力として活かすことが可能となる。経験や生活習慣が音楽となり自己表現を引き出す。
身体を使った演奏
MusiArmは大きく分けて2タイプに分けられる。
・腕の上下の動きを用いて取得した距離データを、信号に変換して音を奏でるタイプ
・筐体と指の接触位置に音階をマッピングさせて、音を奏でるタイプ
これらの身体の動きの信号は、距離センサや圧力センサなどを用いてデジタル信号に変換する。その信号を無線でアプリに送信する。アプリで流れる音をスピーカーで拾って音を出す。
音色はアプリで変更ができ、腕の回転や角度によって音にエフェクトも追加可能。
筐体のデザインは3Dプリントで設計している。
いろいろなMusiArm
トロンボーンとスライド機構を組み合わせたMusiArm_TronS。元々、開発者は当事者が無意識的に動作が可能な「腕まくり」に着目した。この自然な動作と、トロンボーンの音階をコントロールする演奏を組み合わせた。スライド部には距離センサが配置されていて、距離の変化量から音を奏でることができる。
エレキギターのように演奏ができるMusiArm_Elero。当事者は手のひらが大きく、指の関節の柔軟性があり、手先も器用な人が多い。その特性に着目して、弦楽器を演奏する動作に落とし込んだ。ギターのネック部分に接触位置センサが配置されていて、弦を抑える位置を指で操作して音を演奏できる。
他にも、ミキサーの演奏やキーボード、ドラムを奏でることができる。MusiArmでバンドも結成できそうだ。
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障害を才能へ導く、義手の新たなアプローチだろう。