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※ 視聴回数は1日1回更新されます。女優・のん(27)が、映画批評家らが優れた人材や作品を表彰する『第30回日本映画批評家大賞』で主演女優賞を受賞し、5月31日、都内で行われた授賞式に出席。久しぶりの実写映画主演作での受賞に感慨を語った。
原作は『蹴りたい背中』で芥川賞を受賞した綿矢りさ氏の同名小説。のんが演じるみつ子は、独身生活が板についてきた31歳のおひとりさま。彼女がひとりでも楽しく生活できる理由は、脳内に相談役「A」がいること。何かに迷ったとき「A」はいつも正しい答えを導き出す。独身生活が続くと思っていたある日、みつ子は、年下営業マン・多田くん(林遣都)に恋をしてしまう。両思いだと信じて、ひとりの生活に慣れたみつ子は、20代のころのように勇敢になれない自分に戸惑いながら、一歩前へ踏み出していく。
受賞のスピーチでのんは「心からうれしく思います」としみじみ。同作で大九明子監督が監督賞も受賞したことについて「やったという気持ちでした」とにっこりと語り、スタッフや全国にいる“みつ子さん”と“みつ夫さん”に感謝した。
そして「私ごとではあるのですが実写映画の主演は数年ぶりに務めさせていただきました。主演のいいところはたくさん出番があって、ずーっと演技をしていられる。それが幸せなところ。その充実感を久しぶりに味わうことができました。みつ子に選んでくれた大九監督に感謝の気持ちでいっぱいです」と感慨を語っていた。
最後は「これからも、皆さん楽しんでいただけるような演技ができるように精進してまいります。映画という娯楽は人間にとって必要必須なもの。私も、これからも、その道を頑張って行きたいと思います」と宣言していた。