堀ちえみ、舌がん手術を乗り越え“歌手復帰”を目指す 「ライブは必ず実現させます」

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2019年2月にステージ4の舌がんであることを公表し、手術を経てリハビリを続けているタレント・堀ちえみ(54)が6月1日、都内で行われたGEヘルスケア・ジャパン『ポケットエコーVscan Air』の新製品記者発表会に出席。「舌の6割以上を取り、太ももの皮膚の一部を移植しました。まだリハビリ中で、このように拙い発語になってしまいますけど、どうぞ聞き取れない言葉があるかもしれませんが、最後までお付き合いいただければ」とあいさつした。
 「耳鼻科と口腔外科の合同手術」を行った堀は、現在「3ヶ月に一度はそれぞれの科に通院する形で経過観察してもらっています。半年に一度は胃カメラを飲んで再発がないか見てもらっています」と報告。「コロナ禍なので1ヶ月に1、2回のペースで口腔外科のリハビリを受けています。ボイストレーニングは1週間に1回程度、リモートで指導してもらっています」と明かした。
 続けて「人間ってハンディキャップを持つと、どこか伸びしろを探す生物だなと。そのことをこの病気を患ってから痛感しました」と噛みしめるように話すと「言葉が拙くなった分(声の)キーが伸びて、自分の口が楽器だと思って、自分で操作して奏でるというイメージしてやっていったら、結果音域が伸びたという感じです。先生のご指導が素晴らしいんだと思います。舌の仕組みを以前より考えるようになりました」と、持ち前のポジティブ思考で笑顔を浮かべた。
 「一つ無くしたら、別の一つを得ればいい。生きていれば何でもできる」と力強く話した堀。目標の一つとして、来年のデビュー40周年記念コンサートを掲げ「歌は歌えたほうがいい。まだコロナ禍で会場等の目処は立てていませんが、歌の方は必ず、一曲でも多く歌って、皆さんにご心配おかけした分、安心してもらえるように頑張りたい。必ず実現させます」と誓った。
 ポケットサイズの超音波診断装置『Vscan』シリーズは、小型・軽量・機動性に優れ、さまざまな部位を素早く診断できる。この日発表された最新モデルは、大幅な画質の向上、ワイヤレス化や堅牢性を強化した。
 左首リンパ腺への転移が見つかった際に「まずはエコーで悪性腫瘍を調べてもらいました。エコーに命を助けていただいたと言っても過言ではない」と回顧。その経験を踏まえた上で「術後や体動かない状態で検査を受けるのは大変」と語った。
 新製品への期待として「どんな病もそうですが、早期に発見して、早期に治療するのが一番大切だと身を持って痛感しました。機械で検査を手軽にできるということが、どんなに患者にとって命をつないでもらえるか。一時でも早く、病気が見つかるような進化した時代にやってきたんだなと。大変心強いですし、これからも病気と向き合っていきたい」と語ると、闘病に励む全ての人へ「医療は日々、進化しています。告知が受けた時はショックが大きいでしょうが、希望を持って乗り越えていきましょう」と呼びかけた。