風間杜夫、高畑充希らが受賞「第四十六回菊田一夫演劇賞」

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俳優の風間杜夫(72)が、優れた芸術家らを表彰する『第46回 菊田一夫演劇賞』の大賞を受賞し20日、都内で行われた授賞式に出席。『古畑任三郎2nd season』(フジテレビ・1996)で共演歴のある田村正和さん(享年77)を追悼した。
報道陣から田村さんとの思い出を聞かれた風間は「僕もどっちかというとシャイというか人見知りで、打ち解けて話すことができなかった。生涯をスターとして過ごされた先輩で、あの方のようにはなれないが、私も舞台役者として最後には褒められる一生を送りたい。お亡くなりになったことは残念に思っていますけども、俳優としての生き方は大変素晴らしかったし、羨ましくも思っています」と追悼の言葉を述べた。
『セールスマンの死』のウィリー・ローマン役、『女の一生』の堤章介役、『白昼夢』の高橋清役で大賞を受賞した風間は「思いもかけない大きなご褒美をいただきまして大変恐縮しております。今回の受賞は私個人で受けたというよりもこれらの作品に関わったスタッフ、共演者の尽力だと受け止めている。役者人生50年という節目に叱咤激励のお言葉を受けたが、演劇の生命力というものを信じてこれからも精進していきたい」と舞台に対する思いを打ち明けた。
そのほか、演劇賞を加藤和樹(『ローマの休日』のジョー・ブラッドレー役、『BARNUM/バーナム』のフィニアス・テイラー・バーナム役の演技に対して)、海宝直人(『アリージャンス~忠誠~』のサミー役、TOHO MUSICAL LAB.『Happily Ever After』の男役の演技に対して)、咲妃みゆ(『NINE』のルイザ役、『GHOST』のモリー役の演技に対して)、高畑充希(『ウェイトレス』のジェナ役の演技に対して)、特別賞を鳳蘭(『屋根の上のヴァイオリン弾き』をはじめとする永年の演劇界への功績に対して)が受賞した。