北川景子、名シーン再現に「冷や汗」 “昭和の名女優”熱演も現場でパニック?

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女優の北川景子が5日、都内で行われた映画『キネマの神様』の公開記念舞台あいさつに出席した。
 新型コロナウイルスによる肺炎で昨年3月29日に亡くなった志村けんさん(享年70)が映画初主演予定だった本作は、1920年に蒲田撮影所を開所した松竹映画の100周年を記念して製作。
 志村さんの代役を担った沢田研二が無類のギャンブル好きのゴウ。若き日のゴウを菅田が演じ、二人一役で主人公を担当。時代を越えて繰り広げられる愛と友情が描かれ、若き日のゴウが信じた“映画の神様”が時を越えてひとつの家族にある奇跡をもたらすストーリーが紡がれる。
 映画の黄金時代を生きた銀幕スター・園子を演じた北川は「その時代の作品や女優さんのヘアメイクが特集されている雑誌を見て研究しました。しかし雲を掴むような感覚で、勉強しても近づけた気がしていません」とリスペクトの思いを口にしながら「(山田洋次)監督が撮影所時代のお話をしてくれて、一つひとつのピースをはめていきました。それが役作りの一番の助けになりました」と感謝した。
 劇中では、小津安二郎監督の名作『東京物語』をオマージュしたシーンも。ヒロインを演じた原節子の所作を取り入れてた北川だが「冷や汗…。だって、あんな世界中にファンがいる映画の、あの有名なシーンのオマージュを自分がやるなんて…」と恐縮しきり。
 それでも「原節子さんを超えることは、もう絶対に出来ないですけれど、なるべくお芝居も近づけてやりたいなと思いました。そして真似するだけではなく、自分がキャスティングしていただいているんだから、自分らしい部分を、どこかに残せたらいいな」と奮闘。現場では何度も試行錯誤したといい「いろいろ頭では考えるんですけど、じゃあ、どうしたらいいんだというのが分からなくて、パニックになって終わりました」と笑いながら振り返っていた。
 舞台あいさつにはそのほか、菅田将暉、野田洋次郎、宮本信子、山田洋次監督が出席した。