飲める氷「アイススラリー」とは!?シャープが専用冷蔵庫のレンタルを展開 熱中症対策の切り札となるか

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MBSニュース

本格的な夏の到来を前に、注目の熱中症対策を取材しました。
家電メーカーのシャープは、5月22日から、法人向けに新しい冷蔵庫のレンタル事業を展開しています。
一見すると、普通の冷蔵庫。中に入っているのも見慣れたスポーツドリンクなどですが、ペットボトルに衝撃を加えてみると、あっという間に凍りました。
この冷蔵庫は飲み物を凍る直前の絶妙な温度で管理。ボトルを振るなど刺激を加えると一気に凍結が始まり、細かい氷と液体が混ざった「飲める氷」=「アイススラリー」になるのだといいます。
シャープ事業戦略推進部・水野琢馬さん
「非常に細かい氷になっています。氷は溶けるときに周りの熱を奪う。氷のまま体内にとりこむことができるので、氷が溶けるときに周りの熱を奪って体の中から冷やすことができる」
大阪府阪南市の高速道路の建設現場では、送風機付きの作業着や日よけのある帽子を着用するなど、これまでも暑さ対策を行ってきましたが、新たにアイススラリー専用の冷蔵庫を導入しました。
アイススラリーのスポーツドリンクを飲んだ作業員らは…
作業員「水より全然いいです。ゼリーぽくて、氷とは全然違うし。こっちの方がいい。飲みやすいし」
奥村組土木興行環境開発本部・山田宏行さん
「作業員に飲んでもらった感想は非常に良かったと思うので、今後も続けていけたらと思います」
現在は法人限定のアイススラリー専用冷蔵庫。シャープは今後、一般家庭向けのレンタルも検討しているということです。