遺跡発掘で見つかった『地震の痕跡』1620地点の位置を特定 3割以上が近くに活断層存在せず 奈良文化財研究所 痕跡の地図をホームページ上で公開

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 奈良文化財研究所は、遺跡の発掘調査で見つかった『地震の痕跡』を調べたところ、3割以上が近くに活断層がなかったと発表しました。
 奈良文化財研究所は、全国の遺跡の発掘調査報告書から、地割れや液状化などといった『地震の痕跡』を示す記載を分析しています。研究所によりますと、地震の痕跡について1620地点の位置を特定したところ、3割以上が活断層の近く以外の場所に集中していることが分かったということです。
 (奈良文化財研究所 村田泰輔主任研究員)「住んでいるところの足元にどんな地震の痕跡があるのか。履歴としてどんなことがあったのか考える一助となれば」
 研究所は地震の痕跡を示した地図を、5月30日からホームページ上で公開しています。