原因は「見張りや警告の怠り」 和歌山県沖で2人死亡の貨物船衝突事故 運輸安全委員会が報告書を公表

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MBSニュース

 2年前に起きた貨物船の衝突事故。見張りや警告を怠ったことが原因とされました。
 おととし8月、和歌山県沖でリベリア船籍のコンテナ船と日本船籍の貨物船が衝突、貨物船が転覆して沈没しました。貨物船に乗っていた2人が死亡し3人が重傷を負いました。
 国の運輸安全委員会は5月29日、報告書を公表し、事故の原因について、貨物船では航海士が周囲の見張りをしていなかったためにコンテナ船に気づくのが遅れ、コンテナ船側も貨物船が避けると思って警告などをしていなかったなどと結論づけました。
 また運輸安全委員会は、事故の背景として、貨物船側で安全意識が薄れていたことや、コンテナ船側で乗組員らの連携がうまく取れていなかったことなどを指摘しました。