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※ 視聴回数は1日1回更新されます。 安倍元総理銃撃事件の山上徹也被告。殺意や刑事責任能力を争わない方針です。
奈良地裁で5月27日午前10時すぎから約1時間にわたり行われた山上徹也被告(44)の公判前整理手続き。山上被告は2022年7月、奈良市内で安倍晋三元総理を銃撃し、殺害した罪などで起訴されています。
弁護人によりますと、27日の手続きでは争点の確認や証拠の整理が行われたということです。
(山上被告の弁護人 松本恒平弁護士)「(山上被告は)メモなどとりながら、しっかり聞いていた印象」
山上被告の初公判は、奈良地裁が10月28日に開く案で調整しているとみられています。
一方、弁護側は裁判で被告の殺意や刑事責任能力については争わない方針であることが関係者への取材で新たにわかりました。
山上被告はこれまで警察の取り調べに対し、「母親が旧統一教会にはまり、多額の献金をして破産した」と供述していて、弁護側はこうした被告の生い立ちを踏まえて情状酌量を求めていくとみられています。