「私が第三者委に答えさせていただいたことが、伝わっていないことは大変残念」 斎藤知事“私的情報漏えい指示”を重ねて否定

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“第三者委員会に答えたことが、伝わっていないことは大変残念”斎藤知事は自らの姿勢をまったく崩しませんでした。
「漏えいに関する指示はしていない」
28日午後の記者会見で、情報漏えいへの関与を改めて否定した斎藤元彦知事。
27日に公表された、県の第三者委員会の報告書では、知事のパワハラ疑惑などを告発した元県民局長の私的な情報を、元総務部長の井ノ本知明氏が去年4月、県議3人に対し漏えいしたと認定。
井ノ本氏は当初、漏えいを否定していましたが、今年2月、第三者委員会に「弁明書」を提出。
一転して漏えいを認め、「知事及び元副知事の指示に基づき、総務部長の職責として、正当業務を行ったにすぎない」と、新たな主張をしていました。
また、別の元幹部職員は「斎藤知事から井ノ本氏に『議会に根回ししたらいいんじゃないか』という趣旨の発言があった」などと証言。片山安孝元副知事も、自身による根回しを認めていました。
側近とされた井ノ本氏と、斎藤知事との主張が食い違う中、第三者委員会は「知事の供述の信用性が相対的に低い」として、「漏えいは、知事及び副知事の指示による可能性が高い」などと結論づけました。
主張が認められなかった斎藤知事は、28日午後の会見で…
兵庫県・斎藤元彦知事
「私が(第三者委員会に)答えさせていただいたことが、伝わっていないことは大変残念」
「(井ノ本氏が)懲戒処分となったことは残念ではありますけれども、漏洩に関するものについては(私は)指示などはしていない」
第三者委員会に認められなかった主張を繰り返しました。