新幹線の車いすスペース事情を知ってほしい

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日テレNEWS24

世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「電車の車いすスペースが増える」。D-SHiPS32代表理事/平昌パラリンピック・パラアイスホッケー日本代表・上原大祐氏に話を聞いた。
現在、電車内の車いすスペースは、1編成に1か所以上の設置が法律で義務づけられています。国土交通省は、2020年4月以降に新しく運行する新幹線を含めた全ての車両について、原則1編成2か所以上設けるよう省令を改正する方針です。
ネット上ではこんな意見が見られた。
「車いすスペースを増やすのはいい」
「横に介助者向けの座席があるといいな」
「健常者がスペースをあけないのが問題」
車いすの利用者からは1か所だとほかの人が使っていることもあるなどスペース増設に対する要望の声もあがっている。
――この話題について上原さんの意見をフリップに書いていただきました。
※新幹線の席の図を描き説明
新幹線の話に限るのですが、今、車いすで座れる座席が2席しかないんです。我々はその車いすを置けるスペースと隣の席をセットで購入するわけです。しかしその席を健常者が予約できてしまうシステムになっているんです。
――そうなんですね。普通に予約できる席なんですね。
そのため、その他の通常の席が空いていても、この車いすで座れる席を健常者の方が座ってしまうことによって我々が座れなくなってしまうんです。それによりデッキで寒い中、2時間、3時間乗ることもあります。
ぜひこの座席はできるだけあけていただいて、我々が座るスペースですよということをみなさんに知っていただきたいと思います。やはり、2席しかないというのはちょっと少ないかなと。また、2020年といわず、早めに対応していただけるとありがたいと思います。