選手を好きになる その「第一歩」とは?

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日テレNEWS24

世の中で議論を呼んでいる話題について意見を聞く「opinions」。今回の話題は「障害者スポーツ 関心はあるけれど…」。アスリートのスポーツマンシップを、社会問題の解決につながる活動で発揮するプロジェクトを担当している高木萌子氏に意見を聞く。
東京都が行った世論調査によると、障害者スポーツに「関心がある」と答えた人は57%。その一方で、東京パラリンピックを「直接、観戦したい」と答えたのは19%にとどまった。
障害者スポーツに関心がない人の理由で多かったのは―
「どんな選手がいるか知らない」
「身近に関わっている人がいない」
「ルールや見どころがわからない」
――高木さんに、この話題についてのご意見を書いていただきました。フリップをお願いします。
「i enjoy」。確かに、いまSNSや動画などがいろいろ見られる中で、どんな選手がいるかわからないというところがありました。
いま私は“HEROs”というプロジェクトをさせていただいていて、アンバサダーの中にもパラスポーツの選手の方々がいらっしゃいますが、「なぜ自分がスポーツをするのか」という質問に、「自分方が楽しいから」と答える選手がかなり多く、すごくそれが印象的でした。
私自身も、そんなにスポーツファンというほうではないんですけども、まずは、その人の生き方や人となりを知ることが、どんな選手を好きになるかという一歩につながっていくのかなと思い、彼らが思っている「i enjoy」を書かせていただきました。
――パラスポーツにどんな種類があるのかわからない、どんなルールかわからない…という前に、まずその選手がどんな人間性なのか。それを知ることが第一歩になりそうですね。
そうですね。日本財団パラリンピックサポートセンターという、パラアスリート選手や競技を応援しているセンターがあるんですが、その特設サイトなどを見ると、それぞれのコメントが載っていたりします。
これまでの障害者の方がスポーツをしているというイメージではなく、さらにかっこよくてクールなスーパーアスリートというような姿も見ることができますので、ぜひそちらも見ていただければと思います。
――実際にパラスポーツを観戦すると、ぶつかり合いが激しかったりして、生で見ると迫力が違いますよね。
違うと思いますね。体験するということをすごく大事にして、ぜひ観戦に行っていただきたいなと思います。