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※ 視聴回数は1日1回更新されます。楽天移籍後の2年目でバッティングの壁にぶち当たったという鉄平さん。
それまでは「ストレートを待って変化球が来たら技術的なところで対応して打つ」というスタイルだった。
もちろんこれは間違っているわけではなく、アマチュア野球レベルでは基本的な正しい打ち方だ。
しかし、野村克也監督に「それでは限界が来るぞ」と言われ、ものの見事に限界が来た。
プロ野球は活躍すればするほど相手に研究される世界。
楽天1年目で打率.303という好成績を残した鉄平さんも例外ではなかった。
2年目からは嫌なコース、苦手な球種しか来なくなった。
それは全て前年度のデータに基づいてのものだった。
それでは、どうやって壁を乗り越えたのか? 野村克也監督は何を教えてくれたのか?
それはシンプルといえばシンプルな答えだが「狙いを絞る」ということ。
具体的には「ここは変化球が来そうだとデータをもとに根拠を持ち、腹をくくってストレートを捨てる」ということだ。
そこで「変化球を狙っているところに甘いストレートが来てしまったらもったいない」という考えは捨てなくてはいけないという。
非常にレベルの高い話だが、この野村監督の教えを守った結果、楽天移籍4年目には打率.327で首位打者に輝いた鉄平さん。
鉄平さんも凄いが、やはり野村克也も凄い人だったことが分かるエピソードだ。