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※ 視聴回数は1日1回更新されます。スウィングのタイプは、2つのスウィング軸と3つのグリップを組み合わせることで、6種類に分けられます。
2つのスウィング軸とは、垂直軸と前後軸。
3つのグリップとは、①ストロンググリップ、②スクェアグリップ、②ウィークグリップのことです。
スウィング軸の1つ、「垂直軸」とは、身体の重心を地面と垂直に通る軸で、多くの人がイメージするスウィング軸というのがこれに近いと思います。スウィングにおける「身体の回転」というのは、この垂直軸によるヨコ回転の動きと考えて構いません。
「前後軸」は、身体の重心を腹部から背中にかけて貫く軸です。スウィングを正面から見たときに両肩がシーソーのように上下するような動きが、この前後軸によるタテ回転の特徴です。
ゴルフスウィングは、主にこの「垂直軸」と「前後軸」の2つの軸の回転によって、成り立っています。
この2つの軸回転はそれぞれ単独ではなく、複合的に組み合わさってスウィングを作っていますが、どちらの軸回転を積極的に使ってスウィングをしているかは人によって違います。
なぜなら、人間は骨格や筋肉の特徴などが一人一人違うので、その差異によってやりやすい動きが異なってくるからです。
例えば、あるスウィング理論を実践して効果が出る人と、どれだけ練習してもしっくりこず、スウィングを崩してしまう人がいます。
これは、前者の人にとってはその理論の身体の使い方が自分に合っていて、後者の人には合ってはいなかったということなのです。つまり、自分にとって「やりやすい動き」こそが、自分に合った身体の使い方ということになります。
もう1つのスウィングタイプの見分け方が「グリップ」です。
例えばスライスに悩む人はストロンググリップに変えたり、逆にボールがつかまりすぎて左に行きやすい人はウィークグリップに変えたりしますが、本来、人にはスウィング軸と同じように、自分に適したクラブの握り方=グリップがあるのです。
「良いゴルフは正しいグリップから始まる」という、ベン・ホーガンの格言どおり、自分に適したグリップを見つけることはとても大事なことです。