2020年2月の星空情報・天文現象(ベテルギウスが暗い!?/カノープスにチャレンジ!/水星が見頃/2月の月の暦)

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国立天文台

2020年2月の星空情報です。
暦の上では春を迎え、日の入りが遅くなっていく季節。夜空では明るい星の多い冬の星座が見頃です。中でも目を引くのが「冬の大三角」。その中の一つの星が、いま話題になっています。
オリオン座の赤色超巨星「ベテルギウス」。表面の温度が変化することで、明るさを変える変光星です。現在は、普段の変化よりも暗くなって注目されています。ただし、このような表面現象は、いずれ起こると考えられる超新星爆発の予兆となるものではありません。
この時期、南の地平線すれすれに「カノープス」が現れます。冬の大三角を目印にチャレンジしてみましょう。
(※地域によっては見ることができません)
太陽に近くなかなか見るチャンスの少ない「水星」が、10日頃に見つけやすくなります。日没後のまだ明るさの残る空ですので、場所をよく調べて探してみましょう。
◎2月の月の暦
2日:上弦、9日:満月、16日:下弦、24日:新月