7月の星空情報・天文現象(木星と土星が見頃/夏の大三角/七夕/月の暦/部分月食(西日本))

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国立天文台

2019年7月の星空情報。
今月は、月の初めに皆既日食、中ごろに部分月食があります。残念ながら、日食は日本からは見られず、部分月食も見られる地域が西日本などに限定されますが、見られる地域にお住まいの方や、旅行に出かける方には楽しい現象になるでしょう。
また、土星が観望の好機を迎えています。土星の環は、小さな望遠鏡でも十分確認でき、かわいらしい姿を楽しめます。地域の天文台や科学館などの天体観望会に行くのもよいでしょう。
同じ方角に木星も見ることができます。木星は小型以上の望遠鏡で見れば、表面の模様を見ることができるでしょう。
東の空に、はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイル、こと座のベガを結ぶ三角形を見ることができ、これを「夏の大三角」と呼びます。「夏の大三角」を構成する、ベガ、アルタイルはそれぞれ七夕の織姫星と彦星です。7月7日になっても2つの星が近づくことはありません。
7月の新月は3日、上弦は9日、満月は17日、下弦は25日です。
西日本では7月17日未明に部分月食を見ることができます。
ぜひ夜空を見上げてみてください。