9月の星空情報・天文現象(木星が見頃/中秋の名月/今年最小の満月/月の暦)

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国立天文台

9月の星空情報です。
皆さん、一番星を探してみたことはありませんか?
この時期、夕方に見える一番星は、南の空に見える木星です。
ひときわ明るく輝く木星は、望遠鏡で見ると縞模様や衛星が見えます。
秋と言えば、お月見。
晴れていれば、秋の夜空に煌々と輝く月を眺められるでしょう。
今年の中秋の名月は、9月13日です。
中秋の名月とは、明治5年まで使われていた太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のことを指します。
今月の満月は、9月14日。中秋の名月の翌日になります。
今年のように、中秋の名月と満月の日付がずれることは、しばしば起こります。
中秋の名月は必ずしも満月とは限らないのです。
今月の満月は、今年最も小さく見える満月です。
最も小さな満月に比べ、最も大きな満月は、約14パーセント視直径が大きく、約30パーセント明るく見えます。
それでも肉眼で眺めて分かるものではありません。同じ条件で写真に撮ってやっと分かる程度の差です。
◎9月の月の暦
6日:上弦、13日:中秋の名月、14日:満月、22日:下弦、29日:新月
ぜひ夜空を見上げてみてください。