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※ 視聴回数は1日1回更新されます。アニメ映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』フィナーレ舞台あいさつが11日、都内で行われ、庵野秀明総監督、声優の緒方恵美(碇シンジ役)、三石琴乃(葛城ミサト役)、山口由里子(赤木リツコ役)、立木文彦(碇ゲンドウ役)が登壇した。
“最後”と銘打ち行われたこの日のイベント。最後のあいさつで立木は「感謝の言葉を、いち役者が自然と伝えたい気持ちになるのは、唯一無二な作品だと思っています。自分はここでいったん終わりを迎えようかなと思っていますが、みなさんはさらに楽しんで研究したり、そういうことをとことんやってください。これからも、どうぞよろしくお願いいたします」と伝えた。
山口は「自分も観客として6回見ておりまして、10回は見ようと思っています。コロナ禍で、日本中の人たちと一緒に感動できるのはすごい作品。私は当然そうなると思っていますが、コロナが終われば世界にエヴァンゲリオンが公開されると思います。海外でも公開されるなら行ってもいいですよね? これからも一緒に応援してください!」とファンに投げかけた。
三石は「葛城ミサトという役としてぇ、喜んだり泣いたり叫んだりした時間を愛おしく思っています。ワールドワイドな作品だと思うので、考察したり海外の人とお友達になれると思います。本当に楽しかったです。打ち上げはパリにでも行きたいなと夢見ています(笑)」とまさに”ミサトさん”のように、明るく笑顔で締めくくった。
緒方は「この先、シンジに会えるか会えないかはわかりません。でも、いつ呼んでいただいても14歳に戻れる自分でいられるように、できる限り努力を続けていきたいです。どこかの片鱗でもかまいませんので、みなさんと一緒に生き続けさせてくれたらと思います。庵野さん、スタッフのみなさん、キャストのみなさん、そしてお客さまに心から感謝いたします」とシンジとして生きた時間を振り返りながら、集まったファンに感謝の思いを述べた。
そしてラストを飾った庵野総監督は「きょうはみなさんにお礼を申し上げるためにここに来ました。ありがとうございました。これしか出てこないです」と10秒以上にわたり深々と、お辞儀。緊急事態宣言発令前のイベントで、満員となった会場には、あふれんばかりの拍手が沸き起こり、キャストたちの目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
『新劇場版』シリーズは、テレビシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』に新たな設定とストーリーを加え全4部作として「リビルド」(再構築)したもので、今作は、2007年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』、09年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、12年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』に続く作品であり、完結編となる。