柴咲コウ、クルエラを演じて共感「心の声に従う」

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女優の柴咲コウが25日、都内で実施されたディズニーの新作映画『クルエラ』の公開直前イベントに登壇。映画の舞台である70年代のロンドンに吹き荒れたパンクロックムーブメントを意識した衣装を身にまとい、ここ最近の心境の変化などを明かしながら、作品の見どころをアピールした。
映画は、名作アニメーション『101匹わんちゃん』に登場するディズニー史上最も悪名高き “ヴィラン”(悪役)であり、映画史上最もアイコニックな白黒ファッションでも有名な“クルエラ”の誕生秘話を、過激かつスタイリッシュに描いたもの。
柴咲はエマ・ストーンが演じるクルエラの日本版声優を務めている。「本当にこのタイミングでこの映画と出会えてよかった」と語った柴咲。主人公のクルエラに共感すること多々あり。「完成した作品を観てすごく勇気をもらえました。人からどう見られるかを気にしがちだけど、それよりも自分自身をどう生きるか、ということを描いているところに勇気もらえたし、パワーもらえました。こういう時代だからこそ、ぜひ皆さんに見ていただきたいな、と思いました」。
この日の衣装は「赤」をメインにしているが、実は10年くらい赤のような自己主張の強い色のファッションは避けていた自分がいたという。「みんなに合わせるじゃないけど、社会で生きるために私には足りないも部分あるな、と思って、周りに調和するように、協調性を養いたい時期が10年くらいあった。最近はその反動なのか情熱を感じる色を身にまといたくなって。最近、おうちにいることも増えて、目で色を楽しみたいとも思う。きょうの衣装は、今の気分にぴったりです。(赤は)元気になりますね、。色の効果ってあるんだなと思います」と、ご機嫌な笑顔を見せていた。
北海道にも拠点を持ち、スローライフを実践するなど、芸能活動以外でも注目を集める柴咲は、「正直に分析すると、心の声に正直に生きています。協調性や、社会に必要とされることも大切だけど、自分自身が自分の一番の味方で、応援者で、支持者でありたいと思うし、それでこそ自分が生かされるのかな。これからも正直に生きていきたい」と、堂々宣言していた。
同映画は、27日より映画館で、28日よりディズニーの公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)プレミア アクセスで公開される。