『ゴーカイジャー』マーベラス・小澤亮太、決めセリフ披露にファン歓喜! 劇場版“ヒーロー199人”秘話も

視聴回数791,420

※ 視聴回数は1日1回更新されます。
(C)ORICON NewS inc.

オリコン

俳優の小澤亮太が5日、都内で開催中の東京国際映画祭内で映画『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』(2011年公開)のトークショーに参加した。
 小澤は『海賊戦隊ゴーカイジャー』(2011年)でゴーカイレッド/キャプテン・マーベラスを演じた。オーディションでマーベラス役を勝ち取った瞬間を問われると「今でも覚えてます。以前のマネージャーから留守電に『亮太、ちょっと話があるから』と。詰められるのかなって思って電話したら『もしもし、レッドよ』って。一人で盛り上がってた。サプライズする余裕が、よくあったな、と」と笑った。
 マーベラスの役作りについては「すごくドシッとしている役だと思った。カッコつけるというのではなく、下半身がいつも地上についているような意識で…」と話したところで「ちょっと意味がわからないこと言ってますね」と苦笑い。それでも地に足をつけた安心感のあるキャラクターを知っている場内のファンはうなずいていた。
 同作は、『ゴーカイジャー』と前年に放送された『天装戦隊ゴセイジャー』のコラボ映画。歴代ヒーロー199人が登場することでも話題となった。『ゴーカイジャー』の撮影が始まって2ヶ月後に映画の撮影を行ったそう。
 「何も知らない状態でした。何事も新鮮で楽しく、驚きながら頑張っていました」と振り返る。さらに、199人のヒーローについては「言ってもいいのかな?」と確認しつつ「撮影の時はびっくりしましたね。観光バスが5~6台が山に並んでいる。その中にヒーローが入っていた。みんなバス移動だったんですね」とヒーローたちが“省スペース”のため、それぞれのビークルではなく、バスで移動していた裏話を告白。「199人がいて、ういういしい僕がいる。びっくりしましたね。壮大なことをやらせてもらえているんだな、と実感しましたね」と懐かしんでいた。
 東日本大震災のあった2011年に製作された。「ちょうど震災があった時に撮影をしていました。屋上で船の先っちょに立っている撮影をしていた」という。自身も罹災者だったが「少しでも映画やネットワークを通して、子どもたちや見ている方を励ませられる作品になったのかな。全ヒーローがそろって出る、みんなを助けられる映画はないんじゃないかなって。完成した映画を見て思いましたね」としみじみ口にした。
 また、『ゴーカイジャー』はスーパー戦隊の35周年記念作品。歴代のヒーローを演じたキャストが、たびたび再登場した。思い出を聞かれると「1番、濃い思い出は(『鳥人戦隊ジェットマン』の)ブラックコンドルの若松(俊秀)さん。一緒にいる時間が多くて『こんな大人になりたいな』と。すごくストイックでしっかりしているんです。そこから仲良くさせていただいて、飲みに行ったり、うちの地元に一緒にサーフィンに行ったりとかしました。とても素晴らしい人です」と語った。
 改めて『ゴーカイジャー』の撮影について言及。1年以上の長期間、撮影が行われ「休みがなくなって疲れましたね」と苦笑いしつつ「めったにやれることではない。役者以外の仕事もさせてもらった。ここでしか、この人としか味わえない経験があった。それは一生、忘れないですね」と思い返していた。
 来年はゴーカイジャーにとって10周年。「10年、経っちゃいましたね」と月日の長さを語り「10年か、と昔のことを思い出しながら話させてもらった。10年前の作品もあるし、今の作品もある。また、スーパー戦隊に戻ってこられるように頑張りますので、スーパー戦隊をよろしくお願いします」と呼びかけ。降壇する際には、マーベラスの決めせりふの「派手に行くぜ!」を叫び、ファンの歓声を浴びていた。