水川あさみ、“距離”をとり続ける不安を告白「心が折れそうになる」

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女優の水川あさみ、俳優の浅香航大、寄川歌太が3日、都内で開催中の『第33回東京国際映画祭』(TIFF)内で行われた映画『滑走路』(20日公開)の舞台あいさつに登壇した。
 本作は歌人・萩原慎一郎氏の歌集が原作。将来的なキャリアと夫との不和に悩む切り絵作家・翠を水川、非正規雇用問題を追う厚生労働省の若手官僚・鷹野を浅香、幼なじみをかばっていじめの標的となった学級委員長を寄川が演じ、心の叫びを抱える3人の人生が交錯したとき、やがて一筋の光が射し込むストーリーが展開される。
 水川は新型コロナウイルスが感染する中で「もしこのまま、この世の中がこの距離感を保ったまますべての物ごとが続いていくと、とても心が折れそうになる瞬間がある。表現する仕事をする上で、ソーシャル(ディスタンス)をとることが当たり前になることを受け入れる怖さだったりを考えると、いまだに怖いと思いながら生きています」といま思う気持ちを明かした。
 そのような状況下でも「この映画に出会い、転がってくるように私のところにきてくれて。いまやれってことなのかなと思い、ここに立たせていただいています。きょう(映画を)披露して見てもらうことで、心をそっとなでてくれるような映画になれば」と、人に寄り添う作品になることを願った。