京都・西陣、日本の匠が手がけたBMW「X7 西陣エディション」

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

BMWの最上級SUVと京都・西陣の匠たちがコラボ。世界に3台しかない「BMW X7 西陣エディション(NISHIJIN EDITION)」を作り上げました。ドイツのクラフトマンシップが生んだBMWと、日本の匠による世にも希少な一台を動画でご覧下さい。
世界に3台の希少車
「BMW X7 西陣エディション」は、BMW傘下のBMW Individualが手がける「こだわりの人」向けのプロジェクトです。希少性の高い1台を求めるユーザーをターゲットに、通常の車の装備に留まらず、特別仕様の車をラインナップしています。
今回の「BMW X7 西陣エディション」は、BMWのSUV「X7」に、京都・西陣の箔や織りの技術を導入したなんとも豪華なモデル。そもそも「X7」シリーズは、BMWにおいてラグジュアリーモデルに位置づけられており、ここにさらに、伝統の西陣織が大胆にあしらわれています。
そんな特別すぎる車は、世界でたったの3台しか作られないという希少性。価格も車両本体価格1,680万円(税込)と、気合いを感じるプライシングです。にも関わらずこの車、すでに販売を終了したというから驚きますよね。
伝統技術に彩られたインテリア
車内の調度品には、300年以上前から続く箔の技術が用いられています。西陣織では、この箔を和紙に施しますが、西陣エディションでは、内装パーツに使いました。
「五色金重ね」というこの技法は、金箔や銀箔、顔料などを塗っては塗りつぶします。これにより柄に奥行きが生まれ、光を受けると表情を変えるんだとか。実際の箔を見せてもらうと、多層に塗り重ねてられているため、複雑で深みのある柄になっていました。
また、西陣エディションはアームレストも非常に豪華。西陣織の伝統の技法を使い、レザーを極細に裁断し、その表面に絹のたて糸を織り込んでいます。これにより、レーザーの質感を残しながら、立体感のある織りの表情が出ています。
なお、これら箔の技術は楽芸工房が、西陣織は加納幸が担当しています。
日本の名匠プロジェクト
BMWではこれまで「日本の名匠プロジェクト」として、国内の匠の技と美を車にインストールする。そんな試みを続けてきました。
BMWの本国、ドイツの「マイスター」といえば、職人制度の最上位の称号です。今回の西陣エディションは、いわば日本のマイスター(匠)と、ドイツのクラフトマンシップの融合と言えます。
伝統の技術が新しい活躍の場を与えられ、さらに未来へと続いていく。そんな機会になるのかもしれませんね。