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※ 視聴回数は1日1回更新されます。サンフランシスコを拠点に活動するHackEDAが開発した、簡単に改造できるように設計されたVoIPスマートフォン「WiPhone」。
ハッカー、メーカー、エンジニアが満足できるように設計されており、ドーターボードを通して拡張可能。電話の裏側は交換可能なパネルになっていて、1.6mm厚のPCBなら、好きな機能を追加できる。
I/Oへの直接アクセス、 Wi-FiとBluetoothを内蔵するプログラムが簡単なESP32プロセッサ、20ピンのヘッダーを活用して、 NFC+RFIDチップを装着するればセキュリティーカードになるし、カメラ機能の後付も可能。
2つのWiPhoneを使えば、1つはコントローラー(車にコマンドを送信するアプリを実行)として、もう1つをRCカーとして機能させられる。RCカーになったWiPhoneは、マイクロギアモータを使用して動き回る、という改造しがいのある設計だ。
スペックは、320 x 240の液晶ディスプレイに3.5mmのオーディオジャックを内蔵。700mAhのバッテリーで最大8時間の通話が可能。サイズは、120mm × 50mm × 12mm。重さは80g。
現在、Kickstarterでクラウドファンディングを実施中。一個89ドル(約1万円)+送料で入手可能。プロジェクトが成功すれば、2019年8月に発送される。
Wi-Fi経由で無料通話が可能
WiPhoneは、通話のために既存のWi-Fiを使用できる。無料通話のためには、インターネット経由で電話をかけるためのSIP(Session Initiation Protocol)アカウントの作成が必要。アカウントの取得方法はHackEDAが簡単にまとめてくれている。
あとは、SIPアカウントからの情報(ユーザー名、パスワード、そしてサーバー)を使って、WiPhoneにログインするだけでOK。Wi-Fiがある場所なら、すぐに電話ができるようになる。
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最小限の実用性も遊び心も兼ね備えた「WiPhone」で、アプリ漬けにならないデジタルデドックスができるかも?
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