瞳AFにガチ映画撮影も! 21:9の縦長スマホ「Xperia 1」国内で初披露

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Viibar inc.

bouncy / バウンシー

6.5インチという大型スマホのサイズながら、"アスペクト比21:9"というユニークな形状を採用したXperiaシリーズの最新フラッグシップ機「Xperia 1」の体験会が開かれました。2月のMobile World Congressで発表されて以来、国内では初めてのお披露目。
ただ縦長なだけでなく、「瞳AF」や「4K有機ELディスプレイ」に、本格的な「映画撮影モード」など、気になる機能をじっくり触ってきました。
スマホでは世界初の「瞳AF」&「4K有機ELディスプレイ」
Xperia 1には、スマホとしては世界初となる2つの特長があります。ひとつはCP+にも展示されていた、ソニーの「α6400」にも搭載の機能「瞳AF」。被写体の顔ではなく瞳にフォーカスする性能を、スマホに搭載したのは驚き。
撮影ブースで実際に試してみましたが、モデルさんにXperia 1を向けると、即座に瞳に四角が出現。ピントがバッチリあった写真撮影が、スマホで手軽に楽しめるようになりそうです。
もう1つのスマホで世界初は、「4K有機ELディスプレイ」。これによりさまざまな機能を実現しているのですが、それは後述していきます。
鮮やかな発色で4K画質を楽しめる端末を、ポケットサイズにしちゃうというオーバースペック、Xperiaの本気度がうかがえるかと思います。
21:9は片手持ちにもゲームにも適したサイズ感
Xperia 1の21:9画面という形状は、大型スマホながら片手持ちにしっくりくるサイズ感。正面右サイドには指紋認証ボタンも搭載しています。
例えばGoogleマップアプリだと、見たいルートが画面内に収まりきらないことがありますが、Xperia 1なら、一画面により多くの情報が入ります。マルチウインドウにも適しており、サッカーを見ながらTwitterの反応を見るといった使い方も、縦長ならストレスなくこなせそうでした。
このユニークな画面を、ソニーは「シネマワイド ディスプレイ」と呼んでいます。横持ちにしてスパイダーマンを流している実機を見たのですが、すぐに「画面比率って大事」と思えるほど、没入体験が違って感じられました。
また、このアスペクト比に4つのスマホゲーが対応。「フォートナイト」をプレイしてみたら、普段は見えないエリアまで見えちゃうので、横長のゲーミングモニターでプレイしているような感覚。
「Game Enhancer」というアイコンをタップすれば、画面の左右に各種情報を表示できます。ささっとゲームのパフォーマンス設定を変えたり、プレイしながら攻略情報を出したりできるのは便利そう。
さらに、スクショや画面録画もここから行えるだけでなく、画面録画はワイプで自分のプレイ中の表情も同時録画できます。ワイプの位置はスワイプすると移動可能。デフォルトでこれだけの機能を使えたら、ゲーム配信者は大助かりなのでは。
シネマサイズで映画撮影できる専用アプリ「Cinema Pro」
アスペクト比21:9/4K HDR 24fpsで、映画のような撮影ができるアプリも標準搭載されています。メインのカメラアプリと分かれているのが、ちょっと不思議に感じましたが、それもそのはず。UIがカメラアプリとは全く異なる映画仕様だからでした。
まず撮影ひとつとっても、録画を開始する前にプロジェクトファイルを作成するところ。FPSは23.98/29.97で切り替えられ、ソニーのプロ用カメラVENICEのカラープリセット「Look」から色合いを選べます。
搭載のトリプルレンズをいかし、焦点距離を16mm f2.4 / 26mm f1.6 / 52mm f2.4に切り替えられるのも特徴的。撮影中はフォーカスをスライダーで調整でき、映画らしいボケの強い画作りも、スマホ1つでできちゃうのです。永遠に触ってられそう……。
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ソニーモバイルが満を持して発表した「Xperia 1」。国内では2019年初夏に発売予定とのこと。最近スペック戦争になっていたスマホ合戦に、一石を投じる一台になるのではないでしょうか。
Xperia 1については、ライブ配信でもかなりお話したので、気になる方はチェックしてみてください!