クラブの動きを頭上からも把握しておくべき理由とは?【ゴルフ当たる!飛ばせる!スウィング解剖図鑑/奥嶋誠昭】

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上から見たクラブの動きも頭に入れておくと、その動きをつくりやすくなるかもしれません。ドライバーではP1でヘッドのほうがグリップエンドより少し左にセットされます。アイアンの場合は、ヘッドのほうがグリップエンドより少しだけ右になります。この違いは、ボールの位置の違いに合わせてヘッドを置く位置を変えているためです。ヘッドの位置は違いますが、グリップの位置、つまり手の位置は同じになると考えてください。P2からP3で注目すべきは、手が体から遠いところを動き、スイングアーク(円弧のサイズ)を大きくしていることでしょう。P3からP4、P4からP5の動き、つまりバックスイングの最後とダウンスイングの最初について、ヘッドはダウンスイングで少しだけ内側の軌道を戻ってきています。しかし、イメージとしては「同じ軌道を戻していく」つもりで動くことが実は大切です。
この意識がないと、ヘッドが理想のスイングプレーンから外れやすく、多くは上から(アウトサイド・イン)、あるいは下から(インサイド・アウト)の軌道でダウンスイングすることになり、インパクトが安定しなくなってしまいます。適正な軌道を戻すことができれば、P7でクラブが内側(インサイド)からボールの位置を通過し、フォロースルー側で大きな円を描くことになります。