甲斐翔真、笹本玲奈と「私たちは泣かない」熱唱

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オリコン

ミュージカル『マリー・アントワネット』が28日、東京・東急シアターオーブで開幕した。直前には関係者向けに公開ゲネプロも行われ、マリー・アントワネット役の笹本玲奈が華麗な衣装と歌声を披露した。
 同作は、同じ“MA”の名を持つ王妃マリー・アントワネットと庶民の娘マルグリット・アルノーの運命がフランス革命の嵐の中で交錯する物語をベースに、マリーとフェルセンの悲恋を美しくロマンティックに描き出す。『エリザベート』『モーツァルト!』などで絶大な人気を誇るミヒャエル・クンツェ&シルヴェスター・リーヴァイが手掛けた、日本発のオリジナルミュージカルとなる。
 2006年に初演、その後、日本での凱旋公演やドイツ・韓国で上演。日本では2018年に新曲を追加した“新演出版”が上演され人気を博した。今回はその再演となり、きょう28日~2月21日まで同所、3月2日~11日まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演される。
 マリー・アントワネット役は花總まりと笹本のWキャスト、マルグリット・アルノー役はソニンと昆夏美のWキャスト、フェルセン伯爵役は田代万里生と甲斐翔真のWキャスト、そして事件の黒幕として暗躍するオルレアン公役は上原理生と小野田龍之介のWキャストとなっている。
 緊急事態宣言下となったが、無事に開幕を迎え、笹本は「徹底された厳しい感染対策の中で進めてきたおけいこを経て、きょう無事にこの日を迎えられる事を心からうれしく思っております」と心境を明かしながら、「今後どの様な状況になるかは誰にも分かりませんが、一回一回の公演を『きょうと言う日は、きょうしかない』という心持ちで務め、劇場にお越しくださったお客様に最高の舞台を全身全霊でお届けします」と言葉に力を込めた。