大屋根リングが『展望台』に!?万博閉幕後に改修工事不要の“準用工作物”として扱う案が浮上 吉村知事「国交省とも協議進んでいる」

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 大阪・関西万博のシンボル・大屋根リング。閉幕後の保存に「展望台」として扱う案が浮上です。
 (大阪府 吉村洋文知事)「観光地にある展望台と同じような扱いの『物見塔』というのが非常に現実的だろう」
 6月23日、新たに提案されたのは、万博の大屋根リングを「展望台」として扱う案です。大屋根リングの保存をめぐっては、「人が上がれる形」で活用するため、北東部分200mの管理費用を負担できる事業者を公募する案と、事業者がいなかった場合に南側の350mを残す案が検討されています。
 200mを保存する案については、改修工事の費用の問題などから「人が上がれる形で保存するのは難しい」との声が事業者から上がっていました。
 23日の検討会では、大屋根リングを展望台のような「準用工作物」として扱えば、改修工事がいらないことから、その案を軸に協議を進めているとしました。
 (大阪府 吉村洋文知事)「国交省とも、準用工作物として扱うことの協議はすでに進んでいるところ。(リングの下で)お店を展開することはできないけど、それは特にする必要がないと思っています」
 200mを残す案については、事業者からの提案をもとに来年5月上旬までに判断される見込みです。