【15年間で初】白いカラスを2羽発見!木陰で羽を休める姿も… 湖北野鳥センター「温かく見守ってほしい」 滋賀・長浜市

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MBSニュース

 滋賀県長浜市で「白いカラス」を発見です。
 (記者リポート)「いまカラスを見つけました、白いカラスを見つけました。木の上でゆったりと休んでいます」
 記者が見つけたこの鳥。胴体は白く、羽根は茶色がかっていますが、なんと「カラス」なのです。近くにはもう1羽。合わせて2羽います。
 湖北野鳥センターによりますと、この白いカラスはハシブトガラスの幼鳥で、何らかの原因によって色素異常が起こり白くなったとみられています。この日は暑さにこたえたのか、木陰で羽を休める姿も確認できました。
 「カーカー鳴いていたので、カラスだと知ってびっくりしました。個体的に体が弱いと聞くので、元気に生きてほしいですね」
 親鳥の巣から巣立ったのは2週間ほど前とみられ、ヒナの頃から姿を見ていたという男性も。
 (地元住民)「ちょこちょことエサを持ってきて子どもにやっとった」
 白さゆえにハヤブサやオオタカなどの天敵に見つかり捕食されやすいということで、湖北野鳥センターは「少なくとも15年間で白いカラスが見つかったのは初めてのことで、長浜市に住むカラスの生態解明に繋げたい。閑静な住宅街で暮らすカラスを温かく見守ってほしい」としています。