大阪航空局の航空機検査官が、小型航空機の検査をめぐり不正行為に及んでていたことがわかりました。
大阪航空局によりますと、小型航空機の性能や整備記録などを確認する耐空証明検査を行う航空機検査官の男性(40代)は、今年3月から5月上旬にかけ、複数の空港において、搭乗して実施すべき「飛行検査」を搭乗せずに合格としていたということです。
チェックシートの検査官の名前を記入する欄に名前がなく、本人に確認したところ「搭乗していませんでした」と話したということです。
男性検査官は、搭乗すると受け取れる航空手当を約9000円不正に受給していたということです。不適正な検査があったのは小型航空機5機で、安全性に問題はないことはすでに確認されていて、大阪航空局は事実関係を調べています。