「生命軽視の姿勢が著しいことは明らか」元自衛官の男に無期懲役の判決 高齢男性を約40回踏みつけ包丁で8回突き刺し殺害したなどの罪

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MBSニュース

 面識のない高齢男性を殺害した罪などに問われた元自衛官の男に無期懲役の判決です。
 判決によりますと、元陸上自衛官の水島千翔被告(22)は2023年12月、京都市東山区のマンションで岡田好次郎さん(当時82)を靴底で約40回踏みつけたうえ、包丁で8回突き刺すなどして殺害するなどしました。
 これまでの裁判で水島被告は起訴内容を認め、「中学生の頃から人を殺すことに興味があった」などと話し、検察側は自衛隊での訓練指導などから逃げるために抵抗されにくそうな高齢者を選び殺害したと指摘し、無期懲役を求刑。弁護側は、「更生の可能性がある」として刑を軽くするよう求めていました。
 京都地裁は6月23日の判決で「無差別殺人であり、動機は身勝手で生命軽視の姿勢が著しいことは明らか、きわめて強い非難に値する」などとして水島被告に無期懲役を言い渡しました。