【万博】対策したのに…ウォータープラザの「レジオネラ属菌」指針値の53倍検出 循環する海水を増やすなど新たな対策を講じる方針

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MBSニュース

 レジオネラ属菌が検出された万博「ウォータープラザ」の水。対策したにもかかわらず、数値が倍増です。
 肺炎などを引き起こすおそれがある「レジオネラ属菌」が指針値の20倍検出された、万博会場内にある「ウォータープラザ」の海水。6月4日からショーを中止し、対策が行われてきましたが、博覧会協会は10日、レジオネラ属菌の数値が上昇していることを明らかにしました。
 協会は5月31日の時点で、消毒効果のある「次亜塩素酸ナトリウム」の濃度を上げていましたが、6月7日に採取した海水に「生菌PCR法」と呼ばれる検査を行ったところ、指針値の53倍と、これまでの倍以上のレジオネラ属菌が検出されたということです。
 この結果に、保健所を管轄する大阪市の横山英幸市長は…
 (大阪市 横山英幸市長)「今なお数値が高いというのは何とかクリアして、対応を可能なかぎり早く進めてほしい」
 博覧会協会は原因を調べるとともに、循環する海水の量を増やすなど新たな対策を講じる方針です。