「農業バイト」で生活する女性 全国各地へ

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日テレNEWS24

全国各地の農園を回り「農業バイト」で生活をしている女性がいる。これまで20か所以上でバイトをしてきた、そのワケとは?
徳島県のはなみち農園でバイト中の小久保志織さん。徳島に来たのは4月からで、3月は北海道、2月は三重にいた。小久保さんは2016年から農業バイトを始め、これまで22か所の農園で働いてきた。
小久保さん「生活しながら旅しているみたいで、楽しく」
小久保さんは神奈川育ちの35歳だ。パンづくりを仕事にしていたが、自分のペースで自然の中で働きたいと農業を生業(なりわい)にする事を決めた。
都会育ちで、農地もノウハウもなかったため、各地で農業を学ぼうとバイトを始めた。現在働いているはなみち農園は、住み込みで3食付き。収入は月10万円ほどだ。
機械の使い方や雑草の見分け方など、農園主の竹中均さんが農業を教えてくれる。
竹中さん「僕の方も教えがいがあるし、実際に収穫した時の喜びもちょっと違うと思う」
はなみち農園では、農地の一角を小久保さんに無償で貸している。教わったことを生かし、自由に野菜を育てる研究の場だ。収穫した野菜は、家族や友達に送っている。
少しでも多くのことを学ぶため、他の農園の手伝いにも積極的に参加している。地域によって手法が違うため、自分にあった農業を探そうと、小久保さんは全国各地を回っている。
小久保さん「どこにするか決めて、自分の家をもって、農地を持ちたいです」