「自立力も高まる」ゲームでひきこもり支援

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日テレNEWS24

石川県にあるビジネススクール「カラフル・金沢」は、発達障害や自閉症などが原因でひきこもりを経験した人が通っています。今年4月から利用者の多くが親しんでいるゲームを活用した就労支援をスタートしました。
スクール利用者・森太駿さん(26)「僕自身はなんでうまくいかないの、他の人となんでこんなに違うの、何か理由があるのっていう、それが何より苦しかったですね」
この日は石川eスポーツ協会とゲームイベントを企画して打ち合わせを行っていました。どのようにゲームを遊ぶのかを話し合い、考えることでコミュニケーション能力や企画力、想像力を養い、利用者が将来やりたい仕事に就けるようサポートする仕組みです。
スクール利用者・遠田考作さん(24)「ゲームをしていれば、勝手に元気になるとか思われがちですけど、実はそうじゃなくて、自分が苦しいその時間を無理やりゲームしてごまかしているだけであって」「それを楽しい方につなげていこうと」
依存の恐れもありますが、他人とかかわる手段にもなるゲーム。ひきこもり状態の人がうまくコントロールすることで、自身が希望する形に生活を変えるきっかけになればと学校側は考えています。
スクール長・別宗さん(37)「協力してイベントを行うとか、自立力が高まっていることを感じています」「ゲームに対するかかわり方は、個人が未来を想像して判断していくことだと思う。手伝えることがあれば(スクールとして)全力でやりたい」