通行人の心をつかめ!21歳のDJ献血マン

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日テレNEWS24

DJポリスの演説技術を献血の呼びかけに取りいれ「DJ献血マン」として街頭に立つ男性が宮城県仙台市にいる。なぜ、DJとなって献血を呼びかけるのか話を聞きました。
DJ献血マンの熊谷永遠さん(21)。
熊谷さん「この前まで選挙が行われておりましたが、みなさまの温かい、命をつなぐ一票を献血ルームまでお願いをいたします」
選挙になぞらえて献血を呼びかける。
熊谷さん「今、若者の間ではタピオカドリンクというものがはやっているそうですが、献血をしてタピオカドリンクを差し上げることはできませんが、大きな命はつなぐことができます」
仙台市の杜の都献血ルームAOBAに勤務している。呼びかけの他に受付や休憩室の管理も行う。呼びかけを始めた頃は、振り向いてもらえることは少なく、どうすれば、献血の重要性を伝えられるか模索する日々だった。そんな時、参考にしたのがDJポリスだ。
熊谷さん「(DJポリスは)一般の方々にも心に寄りそうようなお声がけをして、相手の心をつかむというか」
自身の呼びかけスタイルを一新し、通行人に寄りそう言葉を選ぶようになった。
熊谷さん「外は暑くなっておりますが、みなさまの心の中は爽やかなことかと思います。みなさまの爽やかなお心も患者さんに少しだけ分けてあげてください」
次第に振り向く人が増えていった。通行人からはこんな声が…
「タレントさんみたいです」
「(言葉が)頭に入ってきやすいです」
「言葉がすごいしっかりしてて、ひきつけるものがありましたね」
呼びかけはその時々に合わせ毎回変えている。
熊谷さん「さて、急ぎたい気持ちは分かりますが信号は守りましょう。ゆとりある横断にご協力お願いします」
スタイルを変えてから、気持ちにも変化が…
熊谷さん「みなさんから頑張ってくださいっていう励ましの言葉もいただいたりして、それがモチベーションにつながっているというか、まだ私はこれが完成形じゃないと思ってるんで」
そして今日も熊谷さんは街頭に立つ…
熊谷さん「どうか、みなさんの元気なお力で、病気の患者さんにも生きる勇気を分けてあげてください」