通勤は数十秒“シングルマザーの理想”形に

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日テレNEWS24

毎朝、シングルマザーの藤原さん(43)は住まいと同じ建物にある保育園へ。まもなく1歳となる息子を預けます。
藤原さん「(通勤時間は)何十秒単位ですね」
保育園と同じ階にあるデイサービスで正社員として働く日々です。
デイサービスの利用者「(藤原さんは)仕事に対して責任感があって情熱がある。患者に対しての思いやりが半端ない」
藤原さん「泣きそう、泣きそうなくらいうれしいです」
勤務を終え息子を迎えに行き。帰宅する場所は3階のシェアハウス。この建物の1階には保育園とデイサービス、2階には運営企業のオフィス。3階がシングルマザー限定のシェアハウスになっています。そんな珍しい特徴を生かしたさらなる支援も――親子2人、1食630円で栄養満点の夕食も食べられます。
藤原さん「(デイサービスの)厨房で調理師さんが作ってくれてます」「買い物をいちから行くと考えるとかなり無理があると思うので、すごく助かります」
現在、藤原さんを含め5組のシングルマザー親子が共に暮らし働いています。家賃は月3万円。各部屋には浴室やトイレ、洗面台、キッチンも完備しています。
藤原さん「やっぱり一緒に過ごせる時間が増えてるのでそれは大きいこと、ありがたい」「覚悟決めてシングルマザーになったので、そんな時間が取れると思ってなかった。1人じゃないってことは大事なのかなって」
社会から孤立しがちなシングルマザーへの支援とさらに介護業界の人手不足解消。社会課題を包括的に解決しようというこの取り組み――
取り組みを行うポラリス・森代表「結局、住むところがない、働くところがない、子どもを預けるところがない、助ける仕組みをビジネスモデルで解決できれば、互いにウィンウィンの関係になるんじゃないかということで今回の仕組みを考えたと」