1992年の毛利衛さんから31年。歴代の日本人宇宙飛行士をまとめ

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日本人初の宇宙飛行士・毛利衛さんは1948年北海道余市町生まれ。1985年、日本人初の宇宙飛行士に選定される。1992年、スペースシャトル「エンデバー号」に日本人科学者として初めて搭乗。日米が開発した実験装置を使用して、宇宙空間の特性を利用した実験を軌道上で実施。2000年には、スペースシャトル「エンデバー号」に搭乗し、地球観測を目的としたミッションを実施した。
続いては、向井千秋さん。1952年群馬県館林市生まれ。1985年、宇宙飛行士に選定される。1994年、スペースシャトル「コロンビア号」にアジア人初の女性宇宙飛行士として搭乗し、ライフサイエンスや宇宙医学などに関する実験を実施。1998年には、NASAのジョン・グレン宇宙飛行士らとともPSとして各実験を実施。2015年、東京理科大学副学長に就任、16年~特任副学長。
今も現役の宇宙飛行士の若田光一さん。1963年埼玉県生まれ。1996年、STS-72に日本人初のスペースシャトル・ミッションスペシャリスト(MS)として搭乗。2000年、STS-92にMSとして搭乗し、日本人として初めて国際宇宙ステーション(ISS)建設に参加。2009年、STS-119/STS-127およびISS第18次/第19次/第20次長期滞在のクルーとして日本人初のISS長期滞在を実施。2013年11月から2014年5月にかけて、ソユーズTMA-11MおよびISS第38次/第39次長期滞在のクルーとしてISSに188日間滞在し、その後半の第39次長期滞在では日本人初のISS船長として、クルーの指揮をとった。2022年10月から2023年3月にかけて、スペースX Crew-5およびISS第68次長期滞在のクルーとしてISSに155日間滞在。滞在中、船外活動を2回、計14時間2分行い、2030年までのISS運用延長に不可欠な、新型太陽電池アレイ(ISS Roll-Out Solar Array:IROSA)を設置するための架台取り付けを実施するなど、ISSのアップグレードに貢献した。5回の宇宙飛行における宇宙滞在時間は累計で504日18時間35分となり、日本人最長記録を更新。2023年時点で現役宇宙飛行士として活動期間は31年を超え、世界最長。
野口聡一さん、1965年神奈川県生まれ。博士(学術)。2005年スペースシャトル「ディスカバリー号」による国際宇宙ステーション(ISS)組み立てミッションに参加、3度の船外活動をリーダーとして行う。2009年、日本人として初めてソユーズ宇宙船に船長補佐として搭乗。ISS第22次/第23次長期滞在のフライトエンジニアとして、ISSに約5か月半滞在し、「きぼう」日本実験棟ロボットアームの子アーム取付けや実験運用などを実施。2020年、米国人以外では初めてクルードラゴン宇宙船 運用初号機(Crew-1)に搭乗し、約5か月半、第64次/第65次長期滞在クルーとしてISSに166日間滞在。4度目の船外活動(EVA)や、「きぼう」日本実験棟における様々なミッションを実施。
数多くの日本人宇宙飛行士が旅立っている。