ボールを上げて寄せるピッチアンドランの鉄則とは?【うねりスイング実戦ラウンド編1/三觜喜一】

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◎ある程度グリーンから離れていたらピッチエンドランを選択する
ボールからグリーンまで距離があって、その間の芝が長くて計算が立ちにくい場合には、ある程度のキャリーを出して寄せるピッチエンドランという打ち方を選択します。
ボールを上げることになりますが、打ち方としてはランニングアプローチとそう違いはなく、むしろボールを上げようとすることでのミスに気を付ける必要があります。
この場合もボールの落とし場所が重要になりますが、何も目印がないところに正確に落とすのは難しいので、グリーンエッジを超えたところがひとつの目安となります。
手前の長い芝をハードルとして、そのハードルを越えたところに落としてから、転がって寄るクラブを使うことがポイントです。
落とし場所まで近ければピッチングウェッジで打てますし、遠くなれば52度、58度とロフトがあるクラブを使うことになります。
ピッチエンドランは落ちてからの転がりを計算することが大事で、落ちてからカップに向かって転がっていくイメージをあらかじめ作っておいてください。
ボールが落下してからどんな勢いで転がって、最終的にどのようにカップ周辺に止まるかという具体的なイメージがないと寄せることはできません。
ピッチエンドランの構え方は、ランニングアプローチよりも振り幅が大きくなりますので、そのぶんスタンスも広くなります。また極端にボールを右に置いたり、極端にハンドファーストにしないで、できる限りシャフトが垂直になるように構えてください。
ここでもボールがセンターからやや左にあったほうが、ソールを滑らせて打てますし、フェースにボールが乗るアプローチショットが打てます。
ボールを上げる場合に気を付けなければならないのは、救い上げるような動きでフェース面を上に使おうとすることです。
そうすると実質的にボールに当たる部分が薄くなりますから、だるま落としのようになりやすく、刃に当たってトップしてしまうことも多くなります。そうならない左手の動きを止めずクラブフェースをつねに回転させながら打つように左手の動きを止めず、クラブフェースをつねに回転させながら打つようにします。
ボールを上げようとすると、クラブヘッドがボールとコンタクトする前に、体が浮いてしまうことが多くなりますが、そうならないように意識して、感覚的には振ってからボールが、どこに飛んだかを探すぐらいでちょうどいいのです。
こうして時間差を作ってボールを目で追いかける癖をつけると、ロフト通りにボールを飛ばせるようになります。