視聴回数878,992回
※ 視聴回数は1日1回更新されます。シンガーソングライターの松任谷由実が、コロナ禍にある日本全国のライブ関係者にエールを送る『JAPAN LIVE YELL project』のエール・アンバサダーに就任し24日、都内で行われた記者会見に出席した。
松任谷は、コロナ禍での心境について「幸い、毎年行っている苗場のライブが緊急事態宣言の直前に終えることができたのですが、それ以降、私の知り合い、さまざまなアーティストもほとんどライブができなくなり、そういう状況を見るにつけ、私自身も3月、4月はパニックのような状態も味わいました。その後は世界中がこのまま朽ち果てていくんじゃないかという恐怖とか、すべてのことにやる気をなくす落ち込んだ状態を生まれて初めて体験しました」と率直な思いを吐露。
続けて「でも、夏少し前くらいに、自分の性(さが)なんでしょうね、創作意欲がわいてきて。未曾有の年をなんとか記録したいっていう欲求も出てきたんです。シンガーソングライターですから『歌を作らなくちゃ』と思って、レコーディングに入りました」と告白。「母が、この春に100歳を迎えたのですが、施設におりますから、会いたくても会えない、お祝いしたくてもできない。そこでコロナということについて、改めて残酷さを感じました。その代わりに、100年前って、一体どういう年だったのかと調べましたら、1920年は、今とびっくりするほど、状況が似ているんですね。そこで『1920』という曲を作りました」と明かした。