岡山天音、引きこもり役とのギャップ痛感「僕自身は毎日外に出て…」 小野莉奈と対照的な役作りプラン告白

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 俳優の岡山天音、女優の小野莉奈が21日、都内で行われた映画『テロルンとルンルン』初日舞台あいさつに登壇。それぞれのキャラクターの役作り、撮影合間の秘話などを語り合った。
 聴覚に障害をもつ高校生・瑠海(小野)はある日、ひょんなことから実家のガレージに引きこもっている青年・類(岡山)と出会う。窓越しに文通などの交流を通して、不器用ながらも打ち解けていくが、そんな2人の仲を引き裂くような試練が訪れる。
 岡山は「類はずっと閉じこもっていますが、僕自身は毎日外に出て、お仕事に通っていて。そういった中で、毎日外に出ている僕と類との間では、外界から受け取った情報が、どう響きの違いがあるのかなということを考えました。五感に関していろいろ思考するのは役作りとしてはなかったので、それはけっこう印象深い役作りでしたね」としみじみ。
 一方の小野は「あんまり感情とか表情を作らないで、自然なお芝居をするように心がけました。瑠海はそんなに人前で飾る子じゃないけど、心は素直なのかなと。現場で感じた気持ちとかをそのまま表現して、ここで笑うとか、計画を立てず、現場で感じたことをそのまま表現していきました」と告白。
 撮影が行われた広島の思い出については、岡山が「撮影の日々だった上に(役柄上)閉じ込められていました」と嘆く一方、小野は「瑠海は基本そんなに笑わないんですけど、オフの時はメイクさんとか、現場のスタッフさんとすごくケラケラ笑ったり、おいしいものを食べたり、ただ広島を満喫していました」と声を弾ませるなど、対照的なエピソードを披露した。
 最後は、岡山が今作の魅力について「最近みなさまもそうだと思いますが、自粛期間で、ある種特別な時間を過ごしていると思います。僕も、こんなにも他人と会わずに過ごすことがあったかなと思うくらい、ひとりぼっちでしたが、そういうタイミングでこの作品が公開となりました。この作品を通して、他人というものが自分の人生にどういう価値をもたらせてくれていたのかを考えるきっかけになれば…」と呼びかけていた。
 舞台あいさつにはそのほか、宮川博至監督がリモートで参加した。