LiLiCo、行定監督らと映画界の今後について語り合う「良い作品はどの形で見てもいい」

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 俳優の別所哲也、映画監督の行定勲氏、平林勇氏、札幌国際短編映画祭プロデューサーの久保俊哉氏が4日、「ショートフィルムの日」として記念日登録されていることを受け、トークセッションイベントをオンラインで開催。さらに、タレントのLiLiCoも終盤にサプライズで参加した。
 LiLiCoは「今でも『この映画は映画館で見たほうがいい? DVDでもいい?』と聞かれることがあって、映画は映画館で見るように作られているからその質問はやめてほしいと思ってた」と悩みを明かす。それでも、新型コロナウイルス感染拡大で、リモートで映画を作るクリエイターも増えており「良い作品はどの形で見てもいいんですよ。映画祭とかもこの時代だからリモートでできる。こういうときだからこそできることもある」とコロナ禍だからこそできると熱弁した。
 山崎賢人主演の『劇場』、大倉忠義と成田凌が共演する『窮鼠はチーズの夢を見る』が公開延期になった行定監督は「こういう経験ないので落ち込むものですね」とし「今まで観客のみなさんに見ていただいていたことが、ぜいたくで特別なこと」とこれまでとの違いを語った。
 コロナ禍で、完全リモート作品の製作にも取り組んだ行定監督は「面白いのは即時性」感想を語り「映画祭で面白い映画を見て、そうしたらこの監督おもしろいなというのがある。これが本来、(映画に)ないといけない。前評判とかそういうのに左右されて映画を選択している」と話していた。
 本イベントは、アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2020』(SSFF & ASIA)が主催。同映画祭は、米国俳優協会の会員でもある俳優・別所哲也が、ショートフィルムを日本に紹介したいという思いから1999年に『アメリカン・ショート・ショートフィルムフェスティバル』として創立。04年に米国アカデミー賞公認の映画祭に認定され、同年から現在の名称となった。今年は今月4日から14日まで都内で開催される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、秋以降に延期が決まっている。